10
2020
01

将来的な発展も期待できる高性能な3針自動巻き

昨年8月、広大な新ファクトリーが完成し、IWCの生産体制は大きく強化された。「ここを拠点に、今後4年間で自社製ムーブメント比率を80%まで高める予定」だと、開発のトップであるステファン・イーネン氏は語る。その大きな足掛かりとなるのが、今年パイロット・ウォッチの“スピットファイア”に初搭載された新型キャリバー32000系だ。その脱進機には、IWC初のシリコンが使われている。「脱進機をシリコン製としたのは、効率を高めて駆動時間を延ばすため。32000系は、3日巻きを実現しています。シリコン脱進機は、リシュモングループのムーブメント部門ヴァル・フルリエ製で、それ以外はすべてインハウスで製造し、組み立てています」

IWCが得意とする双方向爪巻き上げ機構により、巻き上げ効率にも優れる。イーネン氏曰く「ベースキャリバーとしてのポテンシャルも、極めて高い設計」。現在用いているETA2892A2の、これは代替機。高性能自社ムーブで、脱ETAを目論む。

 

« 上一篇下一篇 »