27
2019
08

新素材を開発し、たどり着いた奇跡の色

シャネルと言えば「黒」と「白」。代表作であるJ12も、なるほどこのふたつを強調した時計である。今年、そのJ12に加わったのが「J12CHROMATIC」。写真を見れば分かるとおり、その色みは黒とも白とも、そしてグレーとも異なるものだ。加えてシャネルが「黒と白を揺れ動く」と述べたとおり、光の加減によって、その色みは自在に変わっていく。

このクロマティック、決してJ12の色違いではない。色ではなく、素材自体に手を加えることで、この色みを得たのがミソである。細かくいうと、クロマティックの素材は、従来までのハイテクセラミックではなく、チタンを配合したチタンセラミック。セラミックの頑強さに、チタンの色みを加えた、まったく新しい素材なのである。

ではセラミックにチタンを加えると、なぜこんな色みになるのだろうか。理由はチタンという素材の特性にある。チタンには、光の波長を変えて反射するという特徴がある。

 

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